お知らせ

2025年11月17日

重要:臨床獣医師のためのSFTSに関する緊急セミナーの開催

 

これまで西日本を中心に発生していた急性熱性血小板減少症候群(SFTS)ですが、最近、東日本にも発生が確認されるようになっており、北海道での発生が懸念されていました。
残念なことに予想は的中し、今年の8月に道央圏在住の成人男性の発生が確認されました。感染経路は不明とされましたが、ダニの咬傷があったことから、ダニに吸血される機会の多い道内に居住する伴侶動物や野生動物、それに家畜への感染が懸念されます。
中でも感染したネコの診療に当たっていた三重県の臨床獣医師の死亡事例も報告され、伴侶動物での発生が最も懸念されるところです。

感染動物の診療・治療となると、専用の隔離施設や経験豊富な獣医師の存在が必要不可欠となります。
そこで、北海道獣医師会では感染症に対するハードとソフト面が充実した酪農学園大学のご協力を仰ぐために、包括協定を締結いたしました。

今般、連携協定に基づく緊急セミナーを下記の要領で開催することになりました。
感染動物に接した時に適切な獣医療を提供するとともに、獣医療スタッフの安全性を守るためにも、是非とも各小動物診療施設から参加して現場で役に立つ最新の情報を入手していただき、同僚の皆様に普及・啓発していただきたいと思います。

 

 

  • タイトル:「One Health視点で学ぶSFTS対策」SFTS対策セミナー~人・動物・地域を守るために~
  • 日時:2025年11月24日(月)17:00~19:00(臨床獣医師の参加を促すために遅い時間に設定しています)
  • 会場:酪農学園大学附属動物医療センター 臨床獣医学教育研究棟3F vetOSCE室
    (動物医療センター裏の駐車場Cの前にある臨床獣医学教育研究棟の玄関から入室)
  • 対象:学生、教職員、獣医師会会員、小動物診療施設スタッフ
  • 主催:酪農学園大学獣医学群
  • 共催:公益社団法人北海道獣医師会、NDTS株式会社

以上

公益社団法人 北海道獣医師会
会長 田村 豊