伊藤 貢
豚部門担当幹事
いとう みつぎ
伊藤 貢
有限会社あかばね動物クリニック 会長
プロフィール
1985年3月 | 酪農学園大学修士課程修了 |
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1985年4月 | 愛知県渥美郡赤羽町役場勤務 |
1992年3月 | 同 退職 |
1992年4月 | 有限会社あかばね動物クリニック 設立 |
2004年4月 | 有限責任中間法人 日本養豚開業獣医師協会監事 |
2007年7月 | 同 理事 |
その他
農林水産省豚コレラ拡大疫学調査チーム臨時委員
岐阜県有識者会議委員
ご挨拶
みなさん、こんにちは
私は、渥美半島を中心に中部地域の獣医療に長年携わってきました。当社は、地域に恩返しをしたいという意思のもと2人で始めました。30数年が経ち、酪農、肉牛、養豚の各部門で、それぞれが抱える問題に関わってきました。牛の個体履歴が始まっていない頃に、生産者から「牛の診療履歴を知りたい」という要望を機に診療、指示書、検査、農場成績などの現場から発生する情報をデーターベース化すること始めました。データを蓄積することから、個体、農場、地域、季節、人での抗菌剤の使用量、病気の発生が把握出来るようになりました。
耐性菌の問題は、人の分野では大きな問題ですが、我々も病気が治りにくくなるため早くから取り組んできました。まずは使わない、使用量を減らす。その為には環境を改善して、病気の発生を少なくすることで耐性菌の出現を発生させ取り組みをしてきました。また、確認された耐性菌を拡散させないことなどを地域で取り組んでおります。
2019年に、この地を襲った豚熱は、20戸の養豚場が殺処分されました。つぎつぎと発生する豚熱に農場側は何をすべきであるか。一般市民を含め地域ではどうすべきか、苦しい日々がつづきました。私は農水の疫学調査の臨時委員の立場から、発生農場の疫学調査に参加しました。また、再開の指導など多くの農場を訪問しました。これらの経験からウイルスと畜産現場が、どのように対応していくべきか、多くのことを学びました。貴重な経験を、これからどのような形で現場に生かしていくかが私の務めであると感じております。
臨床の現場からの目線で、参加させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。